行事・セミナーのご案内
会員企業各位
法務委員会主催セミナー
欧州は契約社会です。クロスボーダー取引では尚更です。本セミナーでは契約実務に役立つ話を致します。
1.「契約書なしなら縛られない」は間違い。所有権留保もないなど、不利となる実例も紹介。
2. エイジェンシー契約、デイストリビューター契約、ネット代理販売契約の使い分けをすべきである。
3. 代理店など相手方の作成した契約は不利で、弁護士のアドバイスを求める場合の報酬も高くなる。
4.「テリトリー外で再販売してはいけない」は通常、競争法違反。「競争品を扱ってはならない」も、自動更新
条項により5年を超える可能性がある契約の場合、競争法違反となる場合が多い。
5. 競争会社間の情報交換、情報伝達または契約で気をつけるべきこと。
6. 欧州委員会のセーフハーバー規則やガイドラインに従って契約を書かなければならない。(販売関係の
規則は2000年に大きく変わっている。委託生産のルールは2014年に重要な変更が行われた。古い契
約は変更しないと知らないうちに違法になっている場合が多い。)契約変更のテクニックをお教えします。
7. 適法かつ有利な標準契約を弁護士と作成して毎回使うべし。初期投資は安くて済む。
8. 販売店、二次販売店の保護の法律または判例法のある国が多い。その回避方法お教えます。
9. 売掛債権の累積が多額になる場合の危険性。クレームの代金を最初からあげている様なもの。
10.仲裁条項を選択する日系企業が多いが、仲裁は和解や調停ではなく、費用も多額になる。
開催要領は以下に記載のとおりです。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時: | 2019年4月26日(金) 14:00~17:00(受付13:30~、途中休憩あり) |
場所: |
デュッセルドルフ日本商工会議所・会議室 Berliner Allee 12 / Ecke Marienstrasse, 40212 Düsseldorf ・デュッセルドルフ商工会議所の隣のビル、入口はMarienstrasse側となります。 ・アクセス |
講師: |
柴崎洋一(しばさき よういち)氏/法務委員会専門委員 (宏和法律事務所/東京、ニューヨーク州弁護士、Brussels弁護士会アソシエイトメンバー) |
使用言語: | 日本語 |
定員: | 80名(定員を超えた場合にはご連絡致します。) |
申込締切: | 4月18日(木) |
※今回のテーマに関してご関心の高い点などがございましたら申込フォーム備考欄にてお寄せ下さい。前もって講師の方にお渡し致します。但し、それをセミナーで取り上げるか否かは講師の方にお任せしておりますので、ご了承下さい。
*席上配布資料は後ほど当所「会報」誌WEB版の方に添付配布する予定です。
案内日:2019年3月11日