会員ログイン(会報)

羅針盤
ドイツから見る日本の「働き方改革」

熊谷 徹

2017年は、日本の働き方改革元年として、歴史に残るだろう。今年3月13日に日本経済団体連合会と日本労働組合総連合会は、残業時間の規制強化について合意した。これまで、労使が三六協定を結べば、年間残業時間は事実上無制限だったが、今回初めて1年間の時間外労働に720時間という上限が設定された。また繁忙期についても、「休日労働を含んで単月で100時間未満」、「休日労働を含んで、2ヶ月ないし6ヶ月の平均が80時間以内」という枠が設けられた。

続けてお読み頂く場合は、ログインしてください。